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第55回ふくやくセミナー報告(10/20実施分)

更新日:2018年11月05日

「ふくやくセミナー」では、毎回、様々な分野の医師から専門的なお話をしていただき、
ご参加の皆さまに定期アンケートを実施しています。
先日のふくやくセミナーでは、抗がん剤についてのセミナーを実施しました。
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第55回 ふくやくセミナー
平成30年10月20日(土)JR博多シティ9階会議室1
15:00~16:30 今日から使える「臨床検査値の読み方と活用方法」
        ~エスエーワンOD錠「サワイ」を用いての解説~
沢井製薬株式会社 オンコロジー推進室 横溝 秀明氏
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55回アンケ①
*検査値の勉強は独学でしたのでこれくらいの値ならどう考えるのか教えていただき今後の参考にしたい。
*検査値にふれる機会が増えたので大変役立った。現場で今後活かしたい。
*検査値を見ながら考え方・計算する方法・注意点が具体的でわかりやすく参考になった。
*基礎的な内容で確認・再認識させられることがたくさんあった。
*症例を聞けたのでよかった。
*S-1の服薬指導の方法がよく理解できた。経口の抗がん剤だけだと点滴や休薬の確認が必要だと感じた。
*抗がん剤の処方せんを受けることが少ないので、検査値の読み方や対処法など詳しく説明していただき今後役立つと思った。
このように、具体的な検査値の見方を学べたので良かったとの声が多かったようです。
その他、貴重なご意見もいただきましたので、今後のセミナーに活かしていきたいと思います。
 
今回は、「研修制度」についてもお聞きしました。
55回アンケ②
このように、大半の方が自己負担で受講しておられるようです。
補助がでている方の中では全額補助を受けている方は半数以下という結果となりました。
補助の内容としては
*会社指定の研修会は参加費・交通費・日当あり
*eラーニング受講料負担
*学会等は事前申請で会費等は上限5,000円まで
*事前申請で全額補助
*稟議書を提出し認められた場合補助が出る
*業務に必要と上層部が認めたものに限り事前申請にて参加費・交通費の支給有、有給と同じ扱いの特別休暇になる
*年1~2回、15,000円位補助
というようなものでした。
次に、「勤務先の社内研修の内容」についてお聞きしたところ
55回アンケ③
55回アンケ④
このように会社により研修の頻度にバラつきがあるようです。
研修の内容としては、
*医療安全
*BLS
*感染
*褥瘡
*症例検討他
*新薬
*接遇
というものでした。
研修の回数や頻度についての考えをお聞きしたところ
55回アンケ⑤
回数が多いとお答えの方は少数で、大半の方が現状維持もしくはより多くの機会を求めておられることがわかりました。
さらに、「講師」についてお聞きしたところ
55回アンケ⑥
 
このように講師は社内・社外で半々という結果となりました。
社外講師を招いた研修では
*近隣の歯科医・介護用品メーカー・薬メーカーからの講演
*感染症対策
*臨床
*接遇
*新採用薬に関して
*MRの説明
といった内容の講義を受けておられるようです。
教育研修とは、企業を取り巻く経済環境が厳しくなる中で、有能な人材を育成することを通して
企業組織の維持・発展の実現を目指すためのものだと考えられます。
ヒト・モノ・カネ という3つの経営資源の中で、他社と差別化できる経営資源は唯一ヒトです。
企業側の努力が必要であると同時に、個々の従業員も日々の業務をこなしていくだけでなく、
さまざまな社内外の研修や教育を受けるなどして基礎を見直したり、新しい知識を取り入れたりすることで
さらなるステップアップを目指す努力をすることが企業の成長につながるのではないでしょうか。
 
11月のセミナーは消化器についてのお話をしていただきます。
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