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『プロに学ぶマネー術』~今年はライフプランニングで大事な年?!~

更新日:2018年03月12日

毎回シリーズでお伝えしているプロに学ぶマネー術
第五回となる今回は「ライフプランニングについて」をご紹介いたします。
 
フィナンシャル情報館株式会社の山本哲也です。
 
タイトルでも表現してみましたが、今年は賢いライフプランニングを作り上げていく上で、
とても大事な年になります。
特に今回ご紹介する2つのことはすぐにでも取り掛かった方が良い内容です。

ライフプランニング2

~今年の1月から開始した「つみたてNISA」
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資した場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当や分配金
に対して約20%の税金がかかります。
そこで、2014年1月にスタートしたNISA(ニーサ)は毎年120万円の投資枠の範囲内で株式・投資信託等の配当・
譲渡益等が非課税になります。非課税期間は5年間です。しかし、投資期間5年というのはとても短いものです。
投資の原則として長期投資すると過去のデータでは配当金の蓄積や企業の成長により元本割れしにくくなり、
また、複利の効果を最大限に活かすことができると言われています。
そこであらたに誕生したのがつみたてNISAです。

NISA
 
つみたてNISAとは少額からの長期/積立/分散投資を支援するための非課税制度で、対象商品は手数料が低水準で、
長期/積立/分散投資に適した公募株式投資信託上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資をしたことがない
初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
なにより、投資枠は1年間で40万円とNISAの120万円からすると劣りますが、非課税期間が20年間に伸びます。
まさに、コツコツと少ない金額から投資をやっていこう!という人向けの制度と言えます。
 
仮に、40万円の投資を20年間やっていくとします。
投資額は合計で800万円ですが、20年後、売却するときに1000万円になっていたら、
200万円の利益だといういことになりますね。
通常の投資だと約20%の40万円の税金が引かれるのに対してつみたてNISAであれば
一切税金が引かれないということです。
これは投資期間が長くなれば長くなるほどメリットが出そうですね。
すべての投資信託が対象になるかというとそうではありません。
金融庁がつみたてNISAとして認可しているのは公募登録されている約6000銘柄中、たったの130銘柄です。
金融庁は運用手数等がある一定基準より下回っているインデックスファンド(日本株であれば日経平均株価などの
平均の指数と連動させる運用をしていくので手数料が安い)
を中心としたラインナップになっております。
インデックスファンドがいいかどうかの意見を記すと、とても長くなるのでそれは次回以降に。
いずれにしても手数料が安く、税金も掛からない。とても将来の資産を作っていく上でお得な制度だと思います。
以前に記したiDeCo(イデコ)と併用して検討されてもいいかもしれませんね。
 
~2018年4月以降に生命保険の保険料大改訂が行われる予定~
昨年も日本銀行のマイナス金利などの影響を受けて、貯蓄性の高い学資保険や養老保険、終身保険などの商品が
一斉に値上がりしました。今回は入院保険やがん保険、介護保険などの医療系保険を中心に値上げされます。
ということは近々、医療系保険に加入を検討されている方は3月までに加入をしておかれた方がいいということになります。
担当の方に早急に連絡されることをお勧めします。
医療保険
 
一方、期間が定まっている掛け捨ての死亡定期保険などは4月以降は逆に保険料が値下がりする予定です。
加入を検討されている方は4月まで待った方がいいということになります。
年齢や性別によっては、数年前に加入したプランを同じプランで見直しても保険料が安くなることがあるそうです。
是非、お手透きのときにでも担当の方に問い合わせをしていただくことをお勧めします。
 
まとめると、医療系の保険は3月までに加入手続きをして、掛け捨ての定期死亡保険などは4月以降に加入手続きをして、
現在、掛け捨ての定期死亡保険に加入されている方は4月以降に見直す
と賢いということになります。
 
参考にしてみてください。
ロゴ①



代表取締役:山本 哲也
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〈活動〉
・資産運用コンサルティング (金融商品の選定・紹介)
・保険プランニング (保険会社/保険商品の選定・紹介)
・確定拠出型年金コンサルティング
・相続対策コンサルティング (争族/節税/納税資金準備対策)
・マネーセミナー (下記参照)

〈講演〉
・熊本日日新聞社系会社と共同開催 『くらしトクするマネー・保険セミナー』
・税理士事務所への金融知識向上セミナー 『クライアントのキャッシュフロー改善法』
・社会保険労務士事務所への社会保険料削減セミナー『企業型確定拠出型年金を使った所得税と社会保険料の削減方法』
・不動産業者向けセミナー 『不動産オーナーの相続対策』
・資産運用保全セミナー 『現在のマーケット情報とこれから。。。』
・保険代理店への知識向上セミナー 『クライアントに必要な保険商品とは!?』
・歯科スタディグループ金融情報セミナー『あっと驚く金融の豆知識!』

〈執筆〉
・新日本保険新聞 『気づきの保険セールスアイディア日記』
・FP情報通信